体系的番号 |
JPMJMI18E2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18E2 |
研究代表者 |
内本 喜晴 京都大学, 大学院人間・環境学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2018 – 2022 (予定)
|
概要 | 車載用大型電池としての利点をまとめると下記のようになる。 1) 超高エネルギー密度 密閉系電池の中で最も体積エネルギー密度が高い。2) 高安全性・信頼性・耐久性 可燃性電解質を使用しない。カチオンが移動しないため、耐久性が高い。可動種がアニオンなので、金属析出が進行せず短絡が起こりにくい。3) 電池構造のコンパクト化 バイポーラー電池構造など、コンパクトなセル構成が可能であり、エネルギー密度向上が可能である。 このような極めて魅力的な利点がある一方、解決しなければならない課題が残っている。それは、出力特性と、サイクル特性である。マテリアルズインフォマティクスの手法を適用した新規材料開発と、単結晶理想界面を用いた界面設計指針の確立、粉体技術を活用したナノコンポジット材料の合成を組み合わせて、課題を解決する。 この電池の実用化により、電気自動車の普及が加速し、地球規模での二酸化炭素削減に極めて有効である。
|
研究領域 | 地球規模課題である低炭素社会の実現「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現」 |