体系的番号 |
JPMJMI18CC |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18CC |
研究代表者 |
小川 順 京都大学, 大学院農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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概要 | 循環型資源である植物資源から魚までの食物連鎖を、発酵微生物・腸内細菌などの機能を活用して駆動し、現養殖における魚から魚への環境負荷の高いシステムを、自然循環を取り入れた持続可能なシステムへと転換する。 現状の課題:魚の必須栄養素を魚で供給している。/魚の必須栄養素に由来する機能性代謝物が特定されていない。/魚の消化管研究は極めて少なく腸内細菌機能の解明や活用が不十分。 解決手段:必須栄養素に由来する代謝物を同定し、その生理機能を検証する。/必須栄養素を産生・変換する腸内細菌を単離し、そのプロバイオティクス機能を検証する。/植物素材から必須栄養素(脂肪酸・アミノ酸)を充分量含有する発酵物を生産する。/養殖魚のオミクス解析から見いだされるマーカーを活用し、効率的な餌料評価系を構築する。 目標:発酵技術、バイオプロセス技術、オミクス解析技術、腸内細菌機能開発などを介して、餌料の発酵生産を起点に、共生微生物機能を活用し、プランクトン、小型魚類、大型魚類への食物連鎖を養殖産業において実現する。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出」 |