微生物パワーによる次世代閉鎖循環式陸上養殖システムの構築
体系的番号 |
JPMJMI18CF |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI18CF |
研究代表者 |
堀 克敏 名古屋大学, 大学院工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2018 – 2020
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概要 | 本研究は、微生物の力を使って魚介類の養殖環境をコントロールし、低コスト、低環境負荷で安全な陸上養殖システムを実現し、持続可能な食料生産に貢献する。 動物タンパク質としての魚介類の需要は世界中で毎年増加しており、その需要にこたえるための安定的な魚介類養殖システムの構築が重要となっている。その中でも場所や気候に左右されない閉鎖循環式陸上養殖システムが注目されているが、従来の養殖でも問題となっている稚魚の育成や病害防除対策、天然資源に頼る餌の問題に加え、水質浄化・管理の問題などをクリアする必要がある。 環境中の微生物は様々な機能をもち、排水中の有害物質を分解して浄化したり、中には有用な栄養源となったり、魚と共生することで魚の健康に影響するものも存在すると思われる。これらの微生物が持つ潜在能力(微生物パワー)を引き出すことで、養殖が抱える問題を一挙に解決する革新的技術の開発を目指す。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出」 |