地方電化及び副産物の付加価値化を目指した作物残渣からの革新的油脂抽出技術の開発と普及
体系的番号 |
JPMJSA1804 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1804 |
研究代表者 |
佐古 猛 静岡大学, 創造科学技術大学院エネルギーシステム部門, 特任教授、名誉教授
|
研究期間 (年度) |
2018 – 2024
|
概要 | 本研究は、地方電化率が低いタンザニアにおいて、革新的な油脂抽出技術を開発して地産の農業残渣を利用したバイオマス発電を実現するとともに 、将来の系統連系を見据えた無電化農村地域におけるマイクログリッドによる給電を実証することを目的とする。省エネ・低環境負荷のヘキサン 二酸化炭素膨張液体を使った農業残渣からの油脂抽出技術について、商業化に向けた実証機の開発を行う。得られた油脂はディーゼル発電用燃料として無電化地域の電力供給に用い、併せてマイクログリッド実証によって電力需給に係る課題の抽出を図る。さらに、バイオマス資源の調達に不可欠な各種の作物や農業残渣等の分布・賦存量情報のデータベース化を図り、ロジスティクスの最適化を志向するとともに、環境・経済性評価により事業の成立性を見極める。このような事業形態は、他のアフリカや東南アジアの農村地帯において、持続可能な低炭素社会のモデルになると期待される。
|
研究領域 | 環境・エネルギー(カーボンニュートラル) |