スリランカにおける降雨による高速長距離土砂流動災害の早期警戒技術の開発
体系的番号 |
JPMJSA1910 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1910 |
研究代表者 |
小長井 一男 特定非営利活動法人 国際斜面災害研究機構, 研究部, 学術代表
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研究期間 (年度) |
2019 – 2024
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概要 | 本研究は、豪雨の頻発と山岳地域への居住圏の拡大により、高速長距離土砂流動災害が急増しているスリランカにおいて、新たな早期警戒技術を開発することを目的とする。具体的には、①山地斜面での地形性乱流と風速の影響を反映した500m四方最大累積雨量の24時間前予測技術の開発、➁熱帯強風化土森林斜面における不飽和浸透による地すべり発生・拡大・流動範囲予測、③地すべり前兆現象の抽出の研究と広域地すべり危険度評価技術の開発、④災害情報伝達・リスク判断支援システムの開発を効果的に組み合わせることで目的を実現する。また、高速長距離土砂流動災害早期警戒技術の適用と普及、改良に関わる人材育成・能力開発を実施する。本研究で開発した諸技術の普及が進むことで、同種の災害が著しいモンスーン地帯の東南アジア諸国において高速長距離土砂災害が軽減することが期待される。
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研究領域 | 防災 |