体系的番号 |
JPMJSC1902 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC1902 |
研究代表者 |
飯島 慈裕 三重大学, 生物資源学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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概要 | 本研究は、北極の温暖化増幅に伴う水循環(降水、蒸発散、陸域貯留、河川流出)の変化に着目し、過去と温暖化時との違いを示しつつ、今後10年規模での水循環の将来予測と、極端現象が社会に与える影響の可能性の提示を目的とする。日本側チームは、ロシアで構築してきた陸域観測網と衛星観測による水循環変化の解析とともに、空間スケールの異なるモデル(全球気候>領域気候>陸面過程の各モデル)を構造化して、温暖化シナリオに基づく水循環の将来予測を試みる。ロシア側チームは、ロシアの水文気象観測データをとりまとめ、同様に水循環解析と領域モデル研究を行う。この共同研究により、これまで精査されてこなかった気候変動とロシア北極域での水循環変化の実態と将来像が提示され、さまざまな社会影響評価への活用、展開が期待される。
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研究領域 | 北極観測および北極域における自然利用とエネルギー資源開発のための科学技術 |