時間分解量子もつれ分光法: 理論基盤の構築と生体分子系への応用
体系的番号 |
JPMJPR19G8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJPR19G8 |
研究代表者 |
藤橋 裕太 自然科学研究機構, 分子科学研究所, 特任研究員
|
研究期間 (年度) |
2019 – 2022
|
概要 | 既存のフェムト秒時間分解レーザー分光はフーリエ限界のため周波数分解能が犠牲になり、PSII反応中心のように熱揺らぎ程度のエネルギー領域に複数の電子状態を含む動的過程の実時間観測が困難です。本研究は、量子もつれ光による時間分解分光理論を構築します。量子相関の利用により古典光では不可能な周波数分解能と時間分解能の両立を達成し、PSII初期電荷分離過程の解明へ展開できる量子技術の理論基盤を確立します。
|
研究領域 | 量子技術を適用した生命科学基盤の創出 |