体系的番号 |
JPMJSC19C3 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC19C3 |
研究代表者 |
藤井 一至 森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 攪乱を受けた森林流域の保水力および水質を回復するため、土壌有機物量と構造に着目した低コストな土壌保水力の回復技術を開発する。欧州側の研究代表者らが発案したミミズ添加による土壌修復技術と保水力回復(土壌団粒発達)に最適な植林樹種の選抜を組み合わせることで、流域の保水力を最大化できるエコテクノロジーの有効性を検証する。
異なる生態環境を持つ地域(例えば東南アジア)への技術移転を可能にするため、欧州、インドネシアの石炭採掘跡地、日本の攪乱生態系において植林樹種、土壌条件(pH、粘土含量)と保水性、河川水質のデータベース化を行い、流域の保水性(土壌団粒発達)を最大化する植林樹種、土壌動物(ミミズ、シロアリ)の導入を組み合わせた土壌修復エコテクノロジーのガイドラインを策定する。
また、小水力発電など他の技術とコスト・ベネフィットを比較することで、途上国に技術移転する際の方法論を確立する。
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研究領域 | 持続可能な社会のためのスマートな水管理 |