体系的番号 |
JPMJSC19C5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC19C5 |
研究代表者 |
小熊 久美子 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2023
|
概要 | 小規模な水処理施設で求められる技術は、大規模施設向け技術のミニチュア版とは限らないが、小規模施設における有効性や持続可能性という観点で水処理技術を検証した事例は乏しい。そこで、UV-LEDによる紫外線消毒を中心に据えたトータルシステムを提案し、集落水道などの小規模な水処理施設で実証試験を行う。
各国の強みとして、日本はUV-LED水処理装置の研究開発と実証の分野で世界をリードする実績、ドイツは欧州を包括する装置認証機関としての国際的認知度と装置バリデーション(性能評価)の実績、チェコは細胞を用いた水の毒性研究の実績がある。これら各国の強みを相補的に生かし、水処理技術の社会実装に必須となる基盤的知見、すなわち「中長期的実証データ」「装置性能評価方法の標準化」「細胞毒性から見た処理水の安全性」を明らかにする。これらの知見を集約し、今後の装置開発や技術展開に生かすことで、集落規模の持続的水マネジメントが可能な社会の実現に貢献する。
|
研究領域 | 持続可能な社会のためのスマートな水管理 |