質的な知を客体化するドキュメンテーション基盤技術(要素技術タイプ)
体系的課題番号 |
JPMJMI19G8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI19G8 |
研究代表者 |
香川 璃奈 筑波大学, 医学医療系, 講師
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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概要 | 対象の計測が難しい思考過程、動作手順、感性的評価を研究対象とする応用分野では、対象の観測者が観測結果を自然言語で文書に記録し、その文書を再利用することで、効率的な研究用データ作成が可能になる。しかし、現在の文書の記録に基づいては、背景知識が異なる第三者の読み手も、欠損のない記載が望ましい機械も、蓄積された文書から高品質なデータを作成することが難しい。その一方で、観測者自身にとって自明な背景知識や構造を、構文や表記の制約のもとに記録することは非現実的である。我々は、書き手に負担を与えない範囲で読み手の理解を最大化する文書フォーマットを定義する汎用的な方法を探索する。文書を介した情報共有の上流工程から支援することを通じて、人が持つ知識や感性を推定する技術開発につなげ、真に多様化した公共サービスや文化価値の創造と、未知の基礎的な問いの発見を目指す。
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研究領域 | 共通基盤「革新的な知や製品を創出する共通基盤システム・装置の実現」 |