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低交流損失と高ロバスト性を両立させる高温超伝導技術

研究課題

戦略的な研究開発の推進 未来社会創造事業 探索加速型

体系的番号 JPMJMI19E1
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJMI19E1

研究代表者

雨宮 尚之  京都大学, 大学院工学研究科, 教授

研究期間 (年度) 2019 – 2023 (予定)
概要超伝導体といえども交流で使うと磁束量子の運動に伴う交流損失という損失が発生する。また、超伝導状態が壊れるクエンチはなるべく避けねばならないし、万一クエンチしても超伝導機器の損傷は防がねばならない。薄膜高温超伝導線において、低交流損失とクエンチに対する高ロバスト性は相反し、その両立の技術的難易度は高い。 本課題では、SCSCケーブル(Spiral Copper-plated Striated Coated-conductorcable)という導体コンセプトで、低交流損失と高ロバスト性の両立を目指す。 薄膜高温超伝導線をマルチフィラメント化(細分化)して交流損失を減らすとともに、銅分流層を複合化することでロバスト性を向上させる。銅分流層複合により損なわれる低交流損失性をスパイラルツイストという方法で克服する。これにより、クエンチに対する高いロバスト性を確保しつつ、交流損失を10分の1の水準に減らすことを目指す。 開発した技術により、例えば、航空機の電動化や浮体式風力発電の導入が進めば、低炭素社会実現に向けてそのインパクトは大きい。
研究領域地球規模課題である低炭素社会の実現「「ゲームチェンジングテクノロジー」による低炭素社会の実現」

報告書

(5件)
  • 2023 終了報告書 ( PDF )
  • 2022 年次報告書 ( PDF )
  • 2021 年次報告書 ( PDF )
  • 2020 年次報告書 ( PDF )
  • 2019 年次報告書 ( PDF )

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2020-03-11   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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