体系的番号 |
JPMJMI19D3 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI19D3 |
研究代表者 |
一二三 恵美 大分大学, 全学研究推進機構, 教授
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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概要 | スーパー抗体酵素は、酵素活性サイトを有する抗体鎖で、抗原を捕らえて分解することが出来る。インフルエンザウイルスはヘマグルチニン(HA)を介してヒト細胞に感染することから、大気中の同ウイルスを
捕らえてHAを分解することの出来る「高性能のスーパー抗体酵素」の作製に挑戦する。しかし、インフルエンザウイルスのHAには18種類の型がある上、小さな変異が連続的に起こっている。そこで、①HA
中の不変領域(多くの型に共通する配列部分)を標的とするスーパー抗体酵素を作製し、②抗体を酵素化、あるいは抗体酵素を高活性化するアルゴリズムを用いて、大気中でのインフルエンザウイルスの無力化を実現させる。
高性能のスーパー抗体酵素は様々な感染予防ツールへの応用が可能で、安全・安心な居住空間作りに役立てたい。
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研究領域 | 世界一の安全・安心社会の実現「生活環境に潜む微量な危険物から解放された安全・安心・快適なまちの実現」 |