将来の動物性たんぱく質供給を支える次世代養魚飼料の開発
体系的番号 |
JPMJMI19C2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI19C2 |
研究代表者 |
佐藤 秀一 東京海洋大学, 学術研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2019 – 2021
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概要 | 人口増加に伴う動物性タンパク質の需要を満たすため、魚類の養殖生産が拡大し、それに伴う養殖飼料原料の深刻な不足が危ぶまれている。今後、養殖生産がさらに拡大することが予測されており、新たな飼料原料の開発が強く求められている。特に、海産魚に必須の栄養素であるDHAやEPAについては、天然魚を絞った魚油がほぼ唯一の供給源であるため、この供給量に養殖が左右されている。
そこで本研究課題では、これまで養殖飼餌料として注目されてこなかったヨコエビやゴカイなどの小型水生無脊椎動物について、DHA・EPAを多量に含有させることにより、魚油を代替する飼餌料原料となることを目指す。
具体的には、これらの生物のDHA・EPAの高生産および高蓄積に最適な種を選定し、養殖業に必要なDHA・EPAの供給源として十分な量を確保できる程度にまで、それらの能力を最大化させるための研究開発を行う。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出」 |