触媒的効率炭素-炭素結合形成を基盤とする植物油由来の高分子機能材料の開発
体系的番号 |
JPMJSC19E2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC19E2 |
研究代表者 |
野村 琴広 首都大学東京, 大学院理学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 本研究は、ASEAN諸国に豊富に存在する非可食性植物資源より得られる植物油から、触媒による精密重合と化学修飾を基盤技術として、リサイクル可能な生分解性の高分子機能材料の創製を目指す。
具体的には、日本側は、植物油から誘導される鎖長や種類の異なるモノマーを用いて、得意とする触媒によるオレフィンメタセシス重合による高分子機能材料の合成に取り組む。タイ側は、合成したポリマーの基本性能評価、および熱や酸・塩基性などにより色調変化する高分子機能材料との複合化に取り組む。フィリピン側は、合成した高分子と糖鎖ポリマーとの高分子ネットワーク材料を合成し、重金属などを捕捉・回収する水質浄化材料の開発に取り組む。さらに、タイ側が中心となって、過剰の強塩基を必要とする従来法より環境低負荷を実現できる、モノマーの革新的な触媒的合成法の開発に取り組む。
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研究領域 | 材料(ナノテクノロジー)分野「革新的材料」 |