体系的番号 |
JPMJSC19E5 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSC19E5 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 本研究で、絶滅危惧の恐れがある鳥類iPS細胞を起点とする新しい鳥類遺伝資源保全技術の確立を目指す。
具体的には、日本側は、絶滅危惧の恐れがある鳥類キジ目(マクジャクおよび純系セキショクヤケイ)のiPS細胞作製およびその多能性の検証を行う。ロシア側は、近縁種の多能性初期胚について解析し、鳥類キジ目iPS細胞作製に用いる効率の良いリプログラミング因子を同定する。タイ側は、タイ王国動物園機構を通じて研究対象鳥類キジ目の体細胞組織を入手し、iPS細胞作製に用いる成体由来の初代繊維芽細胞を分離し、セルバンク化する。
3ヵ国による相補的な共同研究を通して、既存の鳥類始原生殖細胞を基盤とする遺伝資源保全技術を補完する新しい保全技術を提唱するとともに、鳥類絶滅危惧種に対する遺伝資源保全操作の適用拡大を目指す。
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研究領域 | 農業(食料)分野「アジアの動物遺伝資源の保存、改良と活用」 |