ケニアの稲作生産性向上に向けた改良イネ品種の導入と栽培技術の高度化
体系的番号 |
JPMJAS2007 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2007 |
研究代表者 |
槇原 大悟 名古屋大学, 農学国際教育研究センター
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | サブサハラ・アフリカの多くの国では、近年コメの消費量が急増しており、イネの生産性向上が地域における食糧安全保障上の重要課題である。しかし、現地では、干ばつ、高標高地における冷害、病虫害などのため、イネの収量は低迷している。本研究では、ケニアを対象国として、有用農業形質遺伝子を交配とマーカー選抜で導入したイネ品種と、その能力を最大限に発揮させる栽培技術を組み合わせることによって、大幅なコメ増産が実現できることを実証する。そのために、これまでに開発した耐冷性、いもち病抵抗性、収量性などを強化した系統の品種化プロセスを進めるとともに、さらなる品種改良に取り組む。また、新品種の種子を生産管理し、農家に供給するためのシステムを構築する。さらに、標高1100~1200mに広がるムエア灌漑地区の農家圃場において耐冷性品種を使った二期作のデモ栽培を行い、生産性を評価するとともに、稲作技術改善の経済的効果を検証する。
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研究領域 | 生物資源分野 |