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充放電高電流密度を確保するための亜鉛空気2次電池用実用電極触媒の開発

研究課題

国際的な科学技術共同研究などの推進 持続可能開発目標達成支援事業(aXis) aXis-Bタイプ

体系的番号 JPMJAS2015
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJAS2015

研究代表者

米澤 徹  北海道大学, 大学院工学研究院, 教授

研究期間 (年度) 2020 – 2021
概要本研究は、2次電池の1つである亜鉛空気電池などの亜鉛系電池で次世代のエネルギー環境を大きく変えることを目標としている。亜鉛空気電池は、リチウムイオン電池に比べると5倍以上のエネルギー蓄積が可能である。タイは亜鉛の産出国であり、亜鉛系電池はタイにおいて大きく注目されている。また、リチウムより亜鉛は安全性が高い金属である。そのため、据置型2次電池を考える時、例えば亜鉛空気電池はとても低いWhあたりのコストを示す。そこで、本研究では、亜鉛系電池の実用化のために、電流密度の向上を目指した触媒系の構築と、それを用いた実用に近い亜鉛系電池の創製を目指す。本研究において目指す実装に向けた電流密度は60mAcm-2程度である。本研究により実用に耐える触媒を得て、それを用いて、実際に亜鉛空気電池、亜鉛フロー電池モジュールを組み立て、実用可能性を実証する。特に設置型亜鉛系2次電池の実用化により、電力平準化に貢献できるとともにエネルギーをよりクリーンに、また、国産鉱物を用いた技術革新をもたらす可能性がある。以上の取り組みを通して、日本発の新しい2次電池技術の実用化を加速し、SDGsのクリーンエネルギーを中心とする課題解決を支援する。
研究領域環境・エネルギー分野

報告書

(1件)
  • 2020 年次報告書 ( PDF )

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2020-08-28   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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