火山噴火リアルタイムハザード予測の高度化とその社会実装に向けた実証試験
体系的番号 |
JPMJAS2008 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2008 |
研究代表者 |
井口 正人 京都大学, 防災研究所, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究は、噴火ハザードに対する警戒区域を明示するために、火山観測データから噴出物量を予測し、多数のシナリオとそのチェーンから構築される膨大なハザードマップデータベースを検索し、適切なハザードマップを抽出するシステムを火山噴火の現場であるインドネシアの火山地質災害軽減センターの観測所に導入する。127の活火山を有するインドネシアは噴火の発生頻度が高いため、火山噴火によるハザードからの避難が最も重要である。火山噴火に前駆する地震活動や地盤変動などの観測データから噴出物量を予測するための経験式を過去の噴火に関するデータおよび現在観測中のデータに基づいて確立し、噴火事象系統樹に基づいてハザード要因を抽出する。予測噴出物量に基づく最適ハザードマップを抽出するシステムを開発し、グントールとスメル火山の観測所に設置する。観測所職員のキャパシティ・ディベロップメントを図ため、観測所職員の研修を日本でも行う。
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研究領域 | 防災分野 |