カザフスタンのウラン鉱山周辺地域における安全環境確保に向けた取組
体系的番号 |
JPMJAS2014 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2014 |
研究代表者 |
坂口 綾 筑波大学, 数理物質系, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究は、ウラン鉱山周辺地域における安全な水・大気環境の改善や保証が、カザフスタン(つくる国)のみならずエネルギー利用の恩恵(つかう国)を受けている国々により施行されることを最終目標とし、具体的には北カザフスタンのウラン掘削地域における環境水、飲料水(水道水・井戸水)や大気中の微細粒子(エアロゾル)に含まれるウランおよび子孫核種(ある核種が放射性崩壊/壊変した結果として生成する核種のこと)を定量的に把握する事を目的とする。この目的達成のため、①ウランおよびウラン系列子孫核種の分析法検討、②環境水・飲料水中のウランおよびウラン系列子孫核種の組成・濃度把握、③粒径別大気浮遊塵中ウランおよびウラン系列子孫核種の組成・濃度把握、④本課題に持続的に取り組む人材育成の4課題を遂行する。以上の取り組みを通して、資源利用国が資源産出国の環境保全に責任を持つ象徴的事例を作り、同様の他の取り組みを促し、SDGsの安全な水を中心とする課題解決を支援する。
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研究領域 | 環境・エネルギー分野 |