体系的番号 |
JPMJAS2006 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2006 |
研究代表者 |
菊地 和弘 農業・食品産業技術総合研究機構, 生物機能利用研究部門, ユニット長
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2021
|
概要 | iPS細胞などを用いたヒト再生医療研究では、ドナー不足解消とともに臓器の大きさや生理学的な類似性によりブタの利用が期待されている。しかしながらブタはゲノム中に多数の内在性レトロウイルス(PERV)に由来する配列を保持しており、ブタ体内で作った移植用臓器をヒトで利用するには、PERVに由来する感染症の問題をクリアする必要がある。我々はベトナムにはPERV配列が少ない在来種が存在することを見いだした。本研究では、ベトナム在来種を用いたPERV低コピーブタ系統の作出とさらなるPERVフリー化に向けた技術開発を行う。また、これらの育種資源を安全に維持・増殖させるための在来豚育種施設における感染症発生低減技術の確立も行う。国内機関として農研機構が、現地のベトナム国立畜産研究所並びにベトナム国立農業大学獣医学部の協力の下実施する。
|
研究領域 | 生物資源分野 |