半乾燥地水稲育種効率化支援AIエコシステムの構築と実証評価
体系的番号 |
JPMJAS2018 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJAS2018 |
研究代表者 |
二宮 正士 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 特任教授
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2021
|
概要 | 本研究は、気候変動の下、ますます水供給が不安定になりつつあるインド半乾燥地でも、主食であるコメの安定生産・増産を実現できるイネ新品種育成の効率化技術開発とその検証を目的としている。具体的には、SICORP国際共同研究拠点(インド)などでこれまでに開発した、高速フェノタイピング技術(作物状態の高速・高精度・非破壊モニタリング技術)、遺伝情報や環境情報から作物の性能を予測する技術、圃場環境情報を簡便に収集する技術、多様なデータを組み合わせて意思決定支援につなげる技術を統合して、節水型イネ育種を効率化する技術パッケージを設計・実装し、マニュアル化する。また、同パッケージを実際に運用し、節水型イネ遺伝資源の効率的選択や交配親の設計、育種コストの低減、インドでの使い勝手などを、実データを用いて検証しその実効性を評価する。本取り組みは、途上国における食料安定生産を軸としたSDGsに貢献するとともに、日本の主食であるコメの、将来の気候変動への適応性に関する知見を蓄積する。
|
研究領域 | 生物資源分野 |