体系的番号 |
JPMJMI20C1 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJMI20C1 |
研究代表者 |
竹内 昌治 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2024 (予定)
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概要 | 食料危機の到来が懸念されている中、動物性タンパク質の安定的な摂取のために、動物から採取した筋肉の細胞を培養して作った肉(培養肉)の持続的な製造技術を確立し、豊かな食生活を守ることが期待されている。これまでの培養肉開発ではミンチ肉の生産を目指したものが主流であったが、ステーキ肉の方が消費者の嗜好性が高く、単価も高いため、培養ステーキ肉の製造が実現すれば、豊かな食生活の維持に繋がるとともに、社会実装の可能性が高くなると想定される。
培養ステーキ肉を持続的に生産するには、低コストで持続可能な培養液を用いたウシ筋細胞の大量培養方法、cmサイズの成熟筋組織の構築方法、安全性・味の評価技術の確立が課題となる。そこで、ここでは、研究開発グループが有している藻類由来の培養液開発技術、浮遊大量培養技術、3次元筋組織構築技術ならびに食品評価技術を発展することで上記課題の解決を図る。ここで提案する培養ステーキ肉は、持続的な健康寿命社会に貢献可能な次世代食肉生産技術になると期待できる。
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研究領域 | 持続可能な社会の実現「将来の環境変化に対応する革新的な食料生産技術の創出(本格研究)」 |