胸腔内評価デバイスとAIを用いた連携システムの構築
体系的番号 |
JPMJTM20H0 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20H0 |
研究代表者 |
野瀬 大補 福岡大学, 医学部, 助手
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 心不全は世界で2600万、日本では120万人存在し、増加傾向にある。胸部の診断には病院でのX線検査が必要であるが、施設入所や在宅の高齢者には費用や移動の面で問題となり、早期発見・早期治療の遅れの一因となっている。そこでポータブルで簡易に胸腔内の状態を評価する機器が必要となる。本研究は体表面から適切な極微弱電流を流し、抵抗値測定により状態を評価する。心不全・肺炎患者の胸腔内は肺実質や間質にも炎症や水分貯留を生じる。本機器は正常肺と比較し患肺では電気抵抗が減少する原理を利用した。また、血液検査値やバイタル所見を収集することで、各個人を高精度に予測するAIシステムを構築し、早期の医療介入を実現する。
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