体系的番号 |
JPMJTR20U2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR20U2 |
研究責任者 |
織田 昌幸 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | SDGsの重要課題であるプラスチック汚染の解決において、ケミカルリサイクルは原料に戻して再生利用するので最も理想的である。特に使用量の多いPETは一段階でモノマーに変換できるプラスチックで、そのリサイクルへの酵素の利用はエネルギー負荷の観点から有望である。PETのガラス転移温度が70℃以上であるため、これまで酵素の耐熱性がネックとなっていたが、我々はこの条件を満たすクチナーゼCut190を保有し、非晶性PETには既に高い分解効率を達成した。本酵素の最適化とともに、PETボトル等の結晶性PETの物理化学的前処理を試み、前処理と酵素の両面からリサイクル可能な分散型のシステムを提案する。
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