下水疫学調査による新型コロナウイルスの感染流行状況のリアルタイム監視
体系的番号 |
JPMJJR2001 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJJR2001 |
研究代表者 |
原本 英司 山梨大学, 国際流域環境研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究は、新型コロナウイルスが不顕性感染者も含めた感染者の糞便からも検出されていることに着目し、下水中の新型コロナウイルスを定期的にモニタリングすることにより、真の感染流行状況を迅速かつ高感度で捉えることができるリアルタイム監視システムの構築を目指す。
下水中に低濃度で存在するウイルスを効率的に濃縮して検出する手法の開発、開発した手法の適用による国内外複数地域の下水流入水中の新型コロナウイルスの存在実態の解明、報告されている感染者数との比較による下水疫学調査の有効性の評価に取り組む。
本研究の成果は、定期的な下水モニタリングを通じて処理区域内の感染流行状況をリアルタイムで検知することで、懸念される第2波以降の流行に対して初期段階でいち早く感染拡大防止対策を講じるための判断情報としての応用や、感染流行収束を判断するための材料としての活用が期待される。
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研究領域 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連 |