勾配磁場により微小重力環境を実現する新しい超電導バルク磁石装置の開発
体系的番号 |
JPMJTM20AK |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20AK |
研究代表者 |
藤代 博之 岩手大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | ハイブリッド型超電導バルク磁石レンズ(HTFML)は、超電導バルクの「磁束ピン止め効果」と「磁気シールド効果」を組み合わせることで、着磁磁場より強磁場(例えば、10 T着磁で11.4 T発生)を持続的に発生する新しい装置である。HTFMLはさらに、汎用の10 T級超電導マグネットのおよそ8倍となる3000 T2/mという非常に大きな勾配磁場の発生により、水滴の安定浮上も可能な擬似無重力環境を提供できる。本提案ではHTFML性能を最大化する構造の提案と、室温空間を有する新しいバルク磁石装置の作製・実証を行う。この装置を用いて、将来タンパク質結晶成長などのライフサイエンス分野への応用展開を目指す。
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