体系的番号 |
JPMJTM20FK |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20FK |
研究代表者 |
大石 真実 地方独立行政法人大阪府立環境農林水産総合研究所(環境研究部、食と農の研究部及び水産研究部), その他部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 温暖化に伴う施設園芸の高温障害対策は喫緊の課題である。適応策としての細霧冷房の導入には冷房効果を最適化する装置の仕様とその費用対効果の提案が必要である。これまで研究代表者(大阪環農水研)は、細霧冷房で水ナスの品質が向上することを明らかにし、共同研究者(大阪市立大)は、ミスト噴霧の空間冷却効果をシミュレーションしている。両シーズを組み合わせ、植物体が繁茂する夏季の中小規模ナス栽培温室をターゲットとして温室全体や作物周囲の温度低下させる新しい動的シミュレーションモデルを構築する。装置の初期コストを45%軽減し、可販果収量を4割増加させてコストを5年で回収する条件を示し、企業のニーズを満足させる。
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