新型コロナウイルス感染症への対応とヘルス・システムの「強靭性」の研究
体系的番号 |
JPMJJR2011 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJJR2011 |
研究代表者 |
本田 文子 上智大学, 経済学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2020
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概要 | 本研究は、保健・医療システムの「強靭性」(危機的な状況下でも、ヘルス・システムの機能を維持するため、状況に適応し、対応する能力)、という観点から、病院と医療従事者の、新型コロナウイルス禍の対応を検証することを目的とする。
新型コロナウイルスの感染拡大という非常事態に、病院とそこで働く医療従事者が、どのような危機的状況を経験し、適応し、対応したか、インタビューなどの定性データを用いたケース・スタディーを応用し「対応と変容」のパターンと要因を分析することにより、将来に備え、ヘルス・システムの「強靭性」を高めるために必要な施策をまとめる。また、国際比較により、各国の社会、経済、制度背景の違いを考慮した政策提言を行う。
本研究は、「強靭性」を備えたヘルス・システムの構築に欠かせない、組織、個人のキャパシティーについても分析し、具体的な施策を提言する。また、日本のヘルス・システムのベースライン分析も同時に行い、新型コロナウイルス禍のインパクトを測る次のステップへの進化も期待される。
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研究領域 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連 |