体系的番号 |
JPMJTM20HJ |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20HJ |
研究代表者 |
小野寺 理沙子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(薬), 特任助教
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 伴侶動物 (ペット) の高寿命化に伴い、がんの発症は増大傾向にある。治療には抗がん剤投与を行うが、ヒト用の抗がん剤を動物に使用しているケースが大半であるため、副作用の発現や抗腫瘍効果が不十分などの課題がある。一方、葉酸修飾メチル化シクロデキストリン (FA-M-β-CyD) は腫瘍選択性に優れ、副作用が少なく、強力な抗腫瘍効果を有するため、抗がん剤シーズとして期待されている。本申請研究では、従来の動物用抗がん剤とは一線を画す、新たな抗腫瘍メカニズムとして、FA-M-β-CyD のオートファジー誘導効果とその免疫賦活化効果を明らかにし、将来的に新規動物用抗がん剤の開発へ橋渡し研究を展開する。
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