体系的番号 |
JPMJTM20G8 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20G8 |
研究代表者 |
熊切 泉 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究は、ナノサイズの触媒を固定した無機多孔質膜コンタクターの適用により、ナイロンの原料であるシクロヘキサノン合成の省エネ化を行うこと目的としている。気液固接触に優れた触媒膜コンタクターは、従来の吹き込式の反応器と比べて、空気導入量や圧力を小さくできる。ポンプ所要動力を削減することで、プロセスの省エネ化に貢献できる。さらに、これまでに、常温下で高い選択性を示す触媒を見つけており、反応温度の低下も見込まれる。本研究では、現行プロセスの転化率以上(5%以上)の条件での、選択性や副生成物生成の知見を獲得すると共に、膜コンタクターサイズや省エネ効果を試算し、実用化の可能性を議論する。
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