環境適合型医薬品合成プロセスを指向した無溶媒触媒反応の開発
体系的番号 |
JPMJTM20AL |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20AL |
研究代表者 |
是永 敏伸 岩手大学, 理工学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究では、これまで遷移金属錯体触媒を用いた不斉合成反応では非常に困難であった無溶媒反応をプロセス合成に利用できる技術を開発し、それを実用的試験に繋げることを目指す。
実際に反応検討に用いるターゲット物質としてジェネリック化を控える大型医薬品の合成中間体を用いる。この反応基質は全て固体であるが、固体条件でもこの合成反応を無溶媒条件、高エナンチオ選択的、かつ、特殊な装置を必要としない従来の攪拌法を用いるだけで効率的に反応を進行させる事ができる新規遷移金属錯体触媒の開発を行う。さらに、有機溶媒を極力使用しない生成物の精製方法も検討し、医薬品プロセス合成のためのイノベーティブな基礎技術を確立する。
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