体系的番号 |
JPMJRX20I4 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX20I4 |
研究代表者 |
立花 良之 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, こころの診療部 乳幼児メンタルヘルス診療科, 診療部長
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | 【解決すべき社会課題・ボトルネック】
東京都は全国の都道府県の中でも子どもの自殺数が非常に多い一方で、子どもの心のケアを行う医療機関は多いが、教育や児童福祉など関係機関との相互の連携体制が乏しく、その構築が課題である。一方、長野県における未成年の過去5年間の自殺死亡率は全国と比較して極めて高い水準にあるにもかかわらず長野市には同規模自治体に比べて児童精神科医療機関が少なく、子どもの心のケアを行うリソースが乏しい。これらの地域において子どもの自殺・自傷のケアと予防が地域の課題となっているため、解決に向けて子どもの自殺を確実に防ぐ環境を整備する。
【活用する技術シーズと解決するための手法】
子どもの自殺を防ぐために、成人領域で自殺予防に有効であることが科学的に実証されているACTION-J介入プログラム(救急医療現場における自殺企図者に対し、正確な精神医学的評価、心理的危機介入、ケースマネージメントを行う自殺再企図防止の戦略研究[Kawanishi et al., 2014])を技術シーズとして用い、子どもの自殺のハイリスク者である自殺企図者をケアし自殺再企図を防ぐための医療・保健・福祉・教育などが連携した地域介入プログラム小児医療版ACTION-J(ACTION-J for Pediatrics:ACTION-JP)を確立する。
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研究領域 | SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ) |