体系的番号 |
JPMJTM20B2 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20B2 |
研究代表者 |
伊東 良太 秋田県立大学, システム科学技術学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 申請者は、水素結合性の液晶がTHz帯で吸収異方性を示さないことを発見し、液晶デバイスを用いた位相計測技術を連続発振THz波により実現した。本技術は近年幅広く用いられるTHzパルスによる計測とは異なり、シンプルな光路でノイズ・振動に強いという特徴がある。本技術はTHz帯の複屈折計測が可能であり、電波より高い分解能で可視光では不透明な材料のイメージングを実現する。さらに、THz帯で物質固有の吸収特性を示す材料が多いため、X線では困難な材料の識別への展開も期待され、電波、光、X線とは全く異なる検査が確立する可能性がある。本提案では、開発した技術の高速化に加え、分解能の改善と測定対象の拡大を目指す。
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