体系的課題番号 |
JPMJRX20JF |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJRX20JF |
研究代表者 |
田口 茂 北海道大学, 大学院文学研究院
/人間知・脳・AI研究教育センター, 教授
/センター長
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研究期間 (年度) |
2020
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概要 | ロボットや人工知能、脳オルガノイドなどは、人工的に作られたものでありながら、近い将来、技術発展によってある種の「主体」として扱われうるレベルに達する可能性がある。こうした「人工主体」が社会に入り込んでいくとき、そこには深刻な倫理的問題が生じうる。こうした問題を討議するためには、市民・政策決定者・科学者など多様な関係者にとって有用な〈議論のプラットフォーム〉(議論の土台となる原理的な概念的枠組み)を創出し、様々な形で社会に実装していく作業が必要である。本企画調査では、そのようなプロジェクトの計画・デザインを集中的に行う。まず技術的現状や国内外の関連する議論の調査を行い、それにもとづいて、哲学者・倫理学者・科学者・企業研究者による緊密なチームで徹底的な討議を行い、議論すべき問題や方向性の絞り込み、論点の整理、将来の技術発展のありうるフェイズに対応したプロジェクトの具体的なデザインを行う。
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研究領域 | 科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム |