簡便な溶液プロセスによる繊維強化プラスチックへの耐感染性付与プロセスの構築
体系的番号 |
JPMJTM20DD |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20DD |
研究代表者 |
相澤 守 明治大学, 理工学部, 専任教授
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2021
|
概要 | 近年の衛生志向の高まりから、様々な分野で抗菌性や抗ウイルス性をもつ製品が開発されている。申請者はこれまでに抗菌性を有する銀イオンに着目し、イノシトールリン酸(IP6)を利用した簡便な溶液プロセスによりカルシウムを含む医療機器に銀イオンを修飾して耐感染性を付与する技術を構築している。IP6は銀イオンとカルシウムとを化学的に結合させる接着剤の役割を担う。本研究では、その技術をバスタブなどに頻用されている繊維強化プラスチック(FRP)に適用し、耐感染性を備えたFRPを開発するための要素技術を確立する。この耐感染性FRPは、特に免疫力の低下した高齢者の介護・福祉の現場での感染予防に貢献できる。
|