瞳孔光応答反応の特徴に基づく認知疾患状態推定手法の確立
体系的番号 |
JPMJTM20CQ |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20CQ |
研究代表者 |
中山 実 東京工業大学, 工学院, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 瞳孔の基本的な反応である対光反射において、短波長の青色刺激光に反応する新たな視細胞の活動とその網膜上の分布に着目し、それによる瞳孔径の縮瞳・復元パタンを解析することによって、眼疾患や視神経との接続状態が評価できる。この現象を用いて高齢者やアルツハイマー患者の認知機能の能力推定が検討されており、簡便かつ正確に計測できる機器で多くの評価データを継続的に得て、現象の検証とより正確で広く活用可能な評価判定法の確立を目指す。
申請者らは、ニーズ企業の計測機器と調査協力組織の協力を得て、継続的に瞳孔反応のデータ蓄積を図り、瞳孔径変化による認知能力推定手法の開発とその性能を継続的に改善する枠組みを確立する。
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