概要 | 本研究における最終的な達成目標は、分子ロボットの野外活用を中心的な事例としながら、革新的科学技術が社会になじむための新しい「研究者の自治」と「研究者自身が参加する持続的な科学コミュニケーション」の在り方を提示することである。そのため、分子ロボットの研究開発における「上流からの対話」と指針づくり、そして持続的なコミュニケーション実践の場づくりと、より良い研究活動のためのロードマップ作成を行い、その過程を通じたELSIの分析を行う。とりわけ、分子ロボット技術のフィールドでの活用を目指している事例に注目し、地域における社会的対話実践の試行とヒアリング、ならびに科学館等との協働などを想定した持続的なコミュニケーションのための資料素案の作成とその活用方法の検討を通じて、本企画調査において研究開発プロジェクト実施に向けたフィージビリティスタディを行う。
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