体系的番号 |
JPMJTM20A9 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20A9 |
研究代表者 |
松尾 和哉 北海道大学, 電子科学研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | これまでに、アゾベンゼン誘導体のcis-trans光異性化反応を利用し、細胞分裂関連モータータンパク質を光操作できる試薬の開発に成功した。しかし、この試薬は2つの異なる波長の光源(紫外光と可視光)を同時に用いる必要があるため、光学系が複雑になるだけでなく、紫外光による細胞障害性が高い等の懸念があり、実用性に乏しかった。本課題では、アゾベンゼン誘導体を精密にチューニングすることで、1つの波長の可視光(青緑〜黄色)で異性化反応を制御できる細胞分裂制御剤を開発する。これを利用し、シンプルな光学系で、細胞へのダメージを減らしながら、細胞分裂を操作し、細胞周期を自在に局所制御するシステムを構築する。
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