グルタミン酸受容体を標的としたアミノ酸型バイオスティミュラントの開発
体系的番号 |
JPMJTR20UA |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR20UA |
研究責任者 |
豊田 正嗣 埼玉大学, 研究機構, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2022
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概要 | グルタミン酸受容体は、動植物に広く保存された膜タンパク質であり、その機能は記憶学習など多岐に及ぶ。我々は広視野・高感度イメージング法を開発し、植物がグルタミン酸受容体を用いて害虫に捕食されたことを感じ、その情報を瞬時に全身へ伝えていることを明らかにした。この技術および知見に立脚し、植物のグルタミン酸受容体を標的とした全身の虫害抵抗性を制御できる新しいアミノ酸型バイオスティミュラントの開発を目指す。害虫に直接作用しないため、薬剤耐性害虫の発生という人類が抱える課題を克服し、さらに分子レベルで設計された生分解性・全身即効性を有した自然環境や人体に優しい次世代の低環境負荷型の農業資材を創出する。
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