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極微量希土類元素添加による介在物制御に基づくNiTi製ステントの超長寿命化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) トライアウト トライアウト

体系的番号 JPMJTM20AY
DOI https://doi.org/10.52926/JPMJTM20AY

研究代表者

上田 恭介  東北大学, 工学研究科, 准教授

研究期間 (年度) 2020 – 2021
概要ステント用NiTiの超長寿命化を目指し、極微量希土類元素添加による介在物制御に基づいた疲労強度向上技術を開発する。NiTiには酸化物型および炭化物型介在物が存在するが、2μm以上の大きな酸化物型介在物がNiTi細線破断時の亀裂の起点となることを見出した。NiTi中での希土類酸化物形成による脱酸反応を利用し、耐食性は維持しつつ、1000倍視野当たり50個程度存在する酸化物型介在物を10個以下に低減させる。本NiTiを用いた細線作製プロセスを確立し、回転曲げ疲労試験により疲労強度を評価する。本技術によるNiTiの超長寿命化は、現在NiTiが使用されているステントやアクチュエータの小型化に貢献する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2020-12-16   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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