低コストアルカリ水電解を目指した複合酸化物超薄膜アノードの開発
体系的番号 |
JPMJTM20FS |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20FS |
研究代表者 |
辻 悦司 鳥取大学, 工学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2021
|
概要 | アルカリ水電解はクリーン水素製造法として実用化が求められているが、装置システムの低コスト化が必須であり、酸素発生反応 (OER) 用アノードでのニッケル、コバルトの大幅な低減が不可欠である。一方FeCo系複合酸化物について、我々は最近、逆ミセル内で前駆体を調製し導電性酸化物上に担持後、焼成することで5 nm以下の超薄膜を形成し、導電性の高いOER触媒の開発に成功した。本研究ではさらに合成条件の検討や担体酸化物の微粒子化を進めることでOER活性を10倍以上にし、かつアノードでのニッケル使用量をゼロ、コバルト使用量を実用化レベルの0.70 mg W-1以下に低減する新たなアノードを開発する。
|