高能率と高精度の両面を指向する超硬加工用正面研削電着砥石の開発
体系的番号 |
JPMJTM20FV |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20FV |
研究代表者 |
藤原 貴典 岡山大学, 研究推進機構, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 本研究では,高能率と高精度という二律背反の目的を同時に満足する,超硬の正面研削加工用ダイヤモンド砥石の試作開発に取り組む.申請者は,研削抵抗分布という解析概念を確立した.これは,砥石作用面上のどこでどの程度の応力が作用しているのかを明示する事ができる.同一切込み深さで砥石送り速度を変化させると,研削抵抗のピーク値は漸減し,ピーク幅は顕著に増大する.また,正面研削砥石の底面は,トラバース研削と同様の機能で仕上げ面粗さの改善を図る.そこで,研削抵抗分布を考慮して砥石外周部・底面外周部は粗粒,底面内周部は細粒のダイヤモンド砥粒を配置することで,高能率と高精度の両面を満足する砥石を創成する.
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