体系的番号 |
JPMJTM20BQ |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20BQ |
研究代表者 |
中野 亮 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 果樹茶業研究部門, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 農業生産で防除が困難なチョウ目害虫(蛾類)は、捕食を回避するため、食虫コウモリの発する超音波から逃げる行動習性を持つ。本課題はこれを活用し、超音波を圃場の周囲に照射することで、チョウ目害虫の飛来を阻害する技術を開発する。持続的な農業に資する新規の安全な物理的防除資材として、有機圧電膜を用いた超音波発信デバイスによる、環境保全型のチョウ目害虫防除技術を創出する。そこで、まずはヤガ類が忌避する超音波の音響パラメータを特定する。次いで、圃場に超音波発生装置を設置し、害虫の寄生と被害状況を把握するとともに、無設置圃場との比較でヤガ類に対する殺虫剤使用回数を50%以上削減できることを実証する。
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