体系的番号 |
JPMJTM20EN |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20EN |
研究代表者 |
真弓 悠 三重県工業研究所, 三重県工業研究所窯業研究室, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 低熱膨張性を有するコーディエライト素地は、土鍋などの耐熱製品に利用されている。種結晶とリン酸Ca添加により低温合成が可能となるが、強度は高くない。長石を添加すると、素地内にガラス相が生成し高強度化するが、吸水率の低下とともに熱膨張係数の増加を伴うため、耐熱衝撃性が低下する。
我々は、コーディエライト結晶に、融点が比較的低い金属元素を固溶することで、ガラス相の生成を伴わずに素地が高強度化し、吸水率の低下と熱膨張係数の増加を抑えられることを確認した。本研究では、当該結晶のMgサイトを金属元素で置換し、Mgサイト置換型固溶体を作製することで、吸水率と熱膨張係数は同程度で、30%以上の高強度化を行う。
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