体系的番号 |
JPMJTM20FT |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20FT |
研究代表者 |
大崎 久美子 鳥取大学, 農学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | きのこ菌床栽培により排出される廃菌床は、植物の病害抵抗性誘導効果や植物病原菌に対する抗菌活性を示す。加えて土壌還元消毒の有機資材としても利用できることが見出された。本課題では、これらの成果を基に広範な病害に効果を示す廃菌床を使用した土壌還元消毒法を開発する。具体的には消毒効果により土壌病原菌密度を5割抑制し、抵抗性誘導効果により作物の抵抗性を2倍に向上させる技術開発を目標とする。本技術は、安全かつ低コストであるとともに様々な病害への防除効果が期待でき、優位性は大きい。また、廃菌床に新たな価値を付加するアップサイクルであり、地域のきのこ産業における静脈産業の創出が見込まれ、地域創生に繋がる。
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