抗ウイルスワクチンの有効性を飛躍的に向上させる自己ゲル化免疫賦活物質の開発
体系的番号 |
JPMJTM20CH |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20CH |
研究代表者 |
西川 元也 東京理科大学, 薬学部薬学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 自己組織化によりゲル化する「自己ゲル化核酸」を基盤として、実用的なTLRを介した免疫賦活化CpG DNAを含む自己ゲル化免疫賦活物質の製造技術を構築する。内包ウイルス抗原の徐放と、強力で持続的な免疫賦活化によりヒトおよび動物へのウイルス感染の予防・治療等、幅広い応用が期待される。本研究では①製造コスト、②物理化学的性質、③薬理活性に関する以下の条件を同時に満たすことで既存品・競合品を上回ることを目標とする。
①自己ゲル化核酸を構成するDNA総塩基数が240以下。
②投与前はゾル状態を維持し、投与後ゲル化に要する時間が1分以内。
③免疫細胞からのサイトカイン・抗体産生が競合品の50倍~250倍。
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