体系的番号 |
JPMJTR203A |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTR203A |
企業責任者 |
コニカミノルタ株式会社
|
研究責任者 |
角野 広平 京都工芸繊維大学, 材料化学系, 教授
|
研究期間 (年度) |
2020 – 2021
|
概要 | 近年、社会の安心・安全を実現するために、赤外線カメラを用いたサーモモニタリングの需要が高まっている。このような赤外線カメラでは、ゲルマニウム結晶に代わって、ガラスを用いたレンズが普及しつつある。しかし、現在のガラス材料は、毒物であるセレンやヒ素を主成分とし、製造・廃棄工程で特別な措置が必要となる。また汎用的な光学機器の部材としても懸念がある。本課題では、毒物を全く含有しないガラス材料からなる赤外線カメラ用レンズの製造技術を開発する。まず、カルコゲナイド材料の組成を最適化し、大型ガラスインゴット製造技術を開発する。さらに、ガラスの粘弾性特性を評価し、型押し成型によるレンズ加工技術を確立する。
|