体系的番号 |
JPMJTM20BF |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20BF |
研究代表者 |
矢野 成和 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | ヨウ素は揮発しやすいため、低濃度で保存することは難しい。申請者は、ヨウ素と極めて安定的な複合体を形成するノニオン性界面活性剤を見出し、殺菌性の増強効果も確認できた。本研究では、不揮発化・安定化技術によって、既存ヨウ素殺菌剤に対して低濃度のヨウ素(1/4以下)で、有効性期間を数十倍にした新規殺菌剤を開発する。具体的には、①界面活性剤による複合体化でヨウ素を3ヶ月以上保持できる条件を検討し、さらに各種材料表面にヨウ素・界面活性剤複合体を散布・塗抹し、ヨウ素残存性を殺菌力から評価する。②複合体構造を解析して、殺菌メカニズムを調べる。③ヨウ素複合体の殺菌スペクトル(細菌、真菌、ウイルス)を明らかにする。
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