廃ガラス資源を活用した新しい希土類イオン吸着剤の開発
体系的番号 |
JPMJTM20DV |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20DV |
研究代表者 |
武井 貴弘 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 我々はこれまで、水熱法でシリカ成分を抽出した色付廃瓶ガラスの多孔化、抽出成分からのシリカ質多孔体の作製を報告した。一方、シリカ多孔体へのリン酸や第2族元素の導入で希土類を吸着可能になること、リン酸局所構造の吸着への影響も報告した。本申請ではこれらを組み合わせ、希土類を吸着・回収可能なシリカ質複酸化物多孔体の廃棄物からの作製とその選択吸着の可能性を検討したい。低コストの希土類選択吸着材料は、希土類リサイクル推進の大きな助けになる。まずは作製した多孔体の希土類イオン吸着量が試料重量の4~50%以上、希土類元素の吸着選択性が2~3程度を目標とし、化学組成・多孔体構造と局所構造制御を中心に検討する。
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