液滴衝突実験から明らかにする溶融金属急冷界面における気孔形成メカニズムと冷却速度の関係
体系的番号 |
JPMJTM20AG |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJTM20AG |
研究代表者 |
城田 農 弘前大学, 理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2020 – 2021
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概要 | 急冷金属薄帯の作製技術として広く用いられているロール式急冷法において,冷却速度の支配要因である「凝固を伴う溶融金属界面での気孔形成メカニズム」を,溶融液滴の衝突過程から明らかにすることが本課題の目的である。ロール式急冷を液滴衝突へ置き換えることで,接触界面の変形と凝固という現象の本質を高速度可視光・赤外線カメラを用いて詳細に観察・計測することが,本課題の独自性である。また,気孔形成の重要因子である環境圧力や衝突基板性状の影響も,液滴衝突実験では簡便かつ系統的に調べることが可能である。気孔形成メカニズムを明らかにすることは,より幅広な多種金属のアモルファス薄帯作製技術を生み出すことにつながる。
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